介護業界のいま

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認知症ドライバーの悲劇をなくすには…家族や介護・医療職がもっと議論を!
(2016年1月21日)


しばしば報道される、高齢者が関わる交通事故。いっこうに減る気配がありません。神奈川県では交通事故の総数は減り続けているのに、高齢者が関わる事故はそれほど減っていません。そのため、事故全体に占める、高齢者の事故の割合は増え続けています。これは東京都でも同じ傾向にあります。

高齢者の交通事故では、認知症を持つ高齢者の高速道路逆走などによる事故も、大きな社会問題となっています。これに対応するため、2015年には道路交通法が改正されました(詳しくはこちらの記事をご覧ください)。この改正により、2017年以降、認知症の診断を受けた人は、原則として運転が認められなくなりそうです。

しかし、本人に認知症の自覚がない場合など、運転をやめてもらうのが難しいという声をよく聞きます。こうした問題が、介護マンガでも描かれています。それは、介護の現場が抱える様々な問題をリアルに描いている『ヘルプマン!!』。「高齢ドライバー編」として2巻にわたり、認知症で車の運転に問題が生じた、車好きの男性のことを取り上げています。

認知症だという自覚がなく、事故を起こしたことも忘れてしまう男性。妻とトラブルになり、手を上げてしまったことも覚えていません。主人公の“ヘルプマン”である社会福祉士や介護士が支援しようとしますが、夫の抱える問題を他人に知られたくない妻に支援を拒否されます。それでもあきらめず、アプローチ。物語の最後には、一定の解決策が提示されています。……

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