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高齢者の口の老化を感じたら…介護職ができるいくつかのこと(2017年2月9日)
口の中がパサパサしている。 むせやすい。 食べこぼしがふえた。 介護の現場で利用者のそんな様子が目につくようになったら、口の老化が進んできたサインです。 口の中のパサパサは唾液腺が萎縮して、唾液の分泌量が減ってきたことが原因です。
唾液が減ると、口の中ではいろいろな不具合が起きてきます。
第一に、虫歯になりやすくなります。
これは唾液が減ることで、歯の表面を保護したり、虫歯菌が出す酸を洗い流したりという唾液の働きが期待できなくなるからです。
また、抗菌作用や、細菌を口から取り除く力を持つ唾液が減ることで、歯周病菌が繁殖し、歯周病が悪化しやすくなります。 このほか、義歯(入れ歯)が安定しにくくなったり、合わなくなったりすることもあります。 口の中が乾いているため、粘膜に傷がつきやすくなり、そこから口内炎になることもふえます。 唾液が減るのは、本人にとってよくないことばかりなのですね。
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